職場で家族写真を飾るのはハラスメントになる?

In ブログ by actrate_sample

こんにちは。

さくら人材コンサルティングの
伊藤明美です。

朝晩が急に涼しくなり
秋めいてきましたね。

秋のキャンプは気持ちが良く
ジョギングも快適なので
これからの季節が楽しみです!

さて、以前研修の休み時間に

ある女性社員の方から
こんなことを相談されました。

「私は結婚して10年以上経ちますが
子供にまだ恵まれません。」

「部下に数名お子さんがいらっしゃる方がおり
皆パソコンのスクリーンセーバーを
お子さんの写真にしたり
家族の写真をデスクに飾ってある方もいて
それがとても不快です。」

「私自身が子供が欲しいことも
まだ出来ないことも皆知っているはずなのに
堂々と子供の写真を飾られています。」

「そのためお子さんの話になることも多く
とても不快です。」

「これってハラスメントにあたらないんですか?」

とのことでした。

その女性はマネージャーで管理者のため
そういったことを自身から
言いづらいこともあるようでした。

これは非常にセンシティブな問題ですが
実は職場では同じ悩みを抱えている方も
少なくないです。

キャリア面談などでも

「不妊治療が上手くいかず本当に辛いのに、
同僚の妊娠の話を聞くのがもっと辛い」

のような話を聞くこともあります。

その飾られた家族写真を見て

「お子さんかわいいな」
「仲の良い家族だな」

というような感想が
もしかしたら多いかもしれませんが

一方で

結婚したいと思っていても
上手くいかない方や

不妊で悩まれている方にとっては
心が痛むかもしれません。

少数派であったとしても
心が痛む方がいらっしゃる可能性があります。

そしてこの答えというのは
「これ」という答えが
存在するわけではなく

それぞれの企業様で
決めて頂くことが大事なんです。

企業様での文化や社風、社員の属性など
いろいろとあると思います。

できれば同じ性別、境遇の方を数人集めて
意見を聞きながら

会社としての方向を決めていくとよいと思います。

その企業様ではその後、話し合いの場を持ち、
家族写真は飾らないことを人事が決めたそうです。

現在はLGBT問題もよく耳にしますが
結婚や子供を産むことが当たり前ではなく、
様々な生き方や幸せの形が存在します。

ですから、今後は
そういったことにも配慮をして

皆さまが気持ちよく働くことができる職場を
目指していただけたらと思います。

 

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