こんにちは。
さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。

まだまだオミクロン株が落ち着かない日々ですが
対面研修の比率が少しずつ増えています。

顔と顔を合わせての研修は
細かい意思疎通もしやすく、やっぱりいいなぁと感じます。

さて先日、研修の中で
「噂話はハラスメントになりますか？」
というご質問を頂きました。

まず結論から申し上げると
これはセクハラになる可能性があります。

人間の心理として自分の知っていることを
誰かに話したいというものがあります。

しかしながら噂話は歩調されやすく真実でないことも多いです。

実際に過去にあった事例では
上司が「部下のAさんが〇〇部長とできているらしいよ」
ということを

飲み会の場で部署のメンバーに話したことから
噂が広まり

Aさんが会社に居づらくなった、という事例がありました。

このように特定の方の噂話をして
その方が職場に居づらくなるような環境を
作りだしてしまう

このような場合にはハラスメントに
あたるといえます。

そしてその噂話が「浮気」や「関係ができている」
のような内容であると

セクシャルハラスメントにあたる可能性があります。

ちなみに先ほどの事例の上司の方は
最近マネージャーに昇格したばかりでした。

恐らく今まで同僚と気兼ねなく
話していた感覚で

飲みの場ということもあり、
悪気なく、つい話してしまったのだと思います。

しかし管理者になったことで責任が大きくなり
ちょっとした一言や噂話で

部下の方が居づらい環境を
作り出してしまう可能性があります。

是非、特に管理者の方は
自分の発言がどのような影響を及ぼすのかということを

頭に入れて頂き、噂話には気を付けて頂ければと思います。