出張時に同じ飛行機、隣の席はセクハラになる?
こんにちは。
さくら人材コンサルティングの
伊藤明美です。
なかなかコロナが落ち着かず
出張も以前に比べると少なくなりましたね。
さて、コロナ前の出張がまだ日常的に多かった時の話ですが
ある企業様の女性社員よりこんな相談を受けたことがありました。
相談内容はこんな感じです。
「男性上司と出張に行くことがあるのですが
上司から必ず私と同じ飛行機、隣の席をとるように指示があり
出張時は出発から到着までずっと上司と一緒で
とてもストレスでセクハラと感じています。」
さらに、同じ部署のメンバー数名で出張することがあり
皆で同じ時間の飛行機を予約していたにも関わらず
出発直前に上司から連絡があり、
少し早い便で先に2人で行こうと言われ、
「嫌」と言えずに、結局その上司と2人で飛行機に乗ることになったとのこと。
出張時には食事を一緒にする機会も多く、とても不快です、というものでした。
まずこれは結論からいうとやはりセクハラに該当します。
実はこういった事例の相談は少なくないんです。
男女での出張は注意が必要です。
数年前にもある大学の准教授がセクハラで解雇された事例がありました。
その内容は
- 海外出張時に女子学生に同じ飛行機やホテルを取るよう勧め、
女子学生が別のホテルを取ると、その部屋までついていった
- 海外出張の際、女子学生に自分のホテルの部屋に荷物を
置くよう指示し、夜間に荷物を取りに来させた
このようなものでした。
出張先によっては移動時間がとても長くなることもあります。
ずっと隣同士でというのは気も張りますし部下としては疲れるかもしれません。
特別な事情がなければ現地集合にするのもよいでしょう。
部下から別々で、というのは言いづらいかもしれませんので
できれば上司から(現地集合にしようと)提案してあげるのがよいですが
上司が気付かない場合は、思い切って
部下から「特に大丈夫であれば現地集合でよいですか?」と伝えるのがよいでしょう。
昔に比べるとご時世的にも出張は少なくなりましたが
男女での出張はこういったことにも十分配慮をして
お互いの距離感をうまく保っていただくとよいと思います。
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