パワハラは「パワハラをしている本人が自覚する」ことが難しいです
こんにちは。
さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。
パワハラが無くならない理由の大きな1つに
「パワハラをする方の自覚がない」
ことが挙げられます。
自身がパワハラを受けてきた背景があると尚更
「これ(パワハラ)が人を成長させるんだ」
ぐらいに思ってしまいます。
そういう方が普通の「パワハラ研修」を受けても行動変容させることはとても難しいです。
私が実施したパワハラ研修であるとき、部下が5名ほどいる20代後半の管理職(男性)の方で
つい部下にきつく怒ってしまう、という方がいらっしゃいました。
その方に部下の設定で「叱られ役」を演じて頂き、
講師のわたくし、伊藤が思いっきりパワハラ上司となり
「きつく叱責する」ことを演じました。
演技ではありますが、それなりにリアルに演じます(笑)。
するとその怒られ役を演じた管理職の方が、
実際に怒られ役をやってみて、
「演技と分かっていても言葉が出てこなかった。」
「普段の自分の部下の気持ちが少し理解できた。」
「自分は叱るとき、感情的になっていたのだと気づけた」
との感想を頂きました。
自分がパワハラ度があるかどうか、チェックシートや具体的なグレーゾーンを
一緒に確認していくことも大切ですが
この「体験してみる」ということが
案外演技と分かっていても効果があるのだなと思いました。
私が「叱る」役を演じると
「伊藤さんて本当は怖い人ですか?」
と聞かれることがありますが
普段はとても穏やかです(笑)
小学生時代に「演劇部」に所属していたことが
役立っているのかもしれません(笑)
とにかく、何事も体験するということは大事ですね!
伊藤明美
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