部下の価値観を受け入れるとハラスメントになりにくくなります
こんにちは。
さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。
私は昭和生まれですが、平成、令和へと変わり、新入社員にとっては昭和生まれの私が
とても「おばさん」に見えるのだろうなと(笑)思う今日この頃です。
時代が変わり時が流れ、この10年でも価値観がが多様化してきているなと感じます。
今年の新入社員研修で、新入社員からこのような質問がありました。
「会議中にスマホをいじってはダメですか?」
との質問でした。
私たち「昭和」の人間からすると
「会議中にスマホ?」
「何を非常識なこと言ってるの?」
と思うかもしれません(笑)
でも私はこの新入社員の質問に
「価値観が変わってきているのだな」と感じました。
私は18歳で初めてガラケーを持ち始めましたが
最近は小学生の時からスマートフォンを使っています。
18歳でガラケーを使い出した私と
小学生時代からスマートフォンを使う新入社員では
スマートフォンに対する価値観が違うのだなと思いました。
スマートフォンには様々な機能が付いていて、
新入社員にとっては、時間を確認したり、LINEで会話をしたり、メモをしたり
とても身近に使用するもの、そんなイメージなのだと思います。
なので悪気があって「会議中にスマホをじっていいですか?」と聞いているわけではなく
スマホに対する価値観が変わり、そのように聞いてきているわけです。
それを聞いて私は
「は?何アホなこと聞いてるの?会議でスマホを使うなんてダメに決まってんじゃん」
とは言わずに
「会議中にスマホをいじるのはとても失礼にあたるからNGですね」
「もちろん上司などは必要に応じて使うこともあるけど、新入社員が使う必要性は少ないかも」
「なので時計なども、できるだけ腕に付けるものを購入するとよいですよ(タイムマネジメントの観点からも)」
とお伝えしました。
これが今のマネジメントなんですね。
昔と価値観がかなり変わってきているので
その変化した価値観に
いちいち「は?何言ってるの?」となると
指導がきつくなりやすく
ハラスメント化する可能性が高くなります。
その価値観に驚かずにまずは受け入れ
そして丁寧に教えてあげる。
こんなことまで細かく言わなくてもいいんじゃないか?
と思うぐらい細かく伝えてあげるのが今のマネジメントスタイルです。
丁寧に伝えると、忠実に実行できる真面目さがあるのも
近年の若い方の特徴だと思います。
これがハラスメントにならないマネジメントにも繋がりますので
まずは価値観を受け入れてみることから始めてみてくださいね。
伊藤明美
さくら人材コンサルティング研修サービスコンテンツ
さくら人材コンサルティング
東京都港区浜松町2-2-15
営業時間:平日9時~18時
電話番号:03-6868-3248