優しいマネジメントにしたら離職率は下がる?
こんにちは。
さくら人材コンサルティング株式会社の伊藤明美です。
近年、企業の離職率を下げるために
新入社員をはじめとする若手社員に対して
「優しいマネジメント」を導入することがあります。
」優しいマネジメント」とは、社員に対して厳しく叱責せず、
サポートを惜しまない姿勢を指します 。
以前であれば、新入社員研修に遅刻でもしようものなら
「何遅刻してるんだ!」と厳しく叱責されたものです。
しかしながら若手社員の価値観の変化に伴い
厳しくしすぎるとすぐに離職してしまう方が増えていることから
遅刻しても、そこまで厳しく伝えない、
というような感じです。
近年の新入社員研修をみていても、
連絡が無く遅刻した新入社員に対して
企業側が厳しく指導するところをあまり見たことがありません。
はたしてこのマネジメントをすることで
離職率は下がるのでしょうか。
答えは「NO」です。
ある中小企業の担当者の方は
「3年ほど前から優しいマネジメントに変えたが
結局3年前と離職率は変わらない」
と仰っていました。
このように仰る企業はとても多いです。
結局のところ、厳しくしても優しくしても
辞める社員は辞めるということです。
重要なのはバランスのとれたマネジメントを
実践することです。
優しさと厳しさを適切に
使い分けることで
社員の成長を支援し
組織全体のパフォーマンスを
向上させることができます。
時には愛をもって叱責することも忘れずに
社員一人ひとりの成長を見守りながら
離職率の低減を目指していきましょう。
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