部下を「ちゃん付け」で呼ぶのはセクハラになる?

In ブログ by actrate_sample

こんにちは。

さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。

緊急事態宣言が明けて、対面研修も増えてきたところに
オミクロン株が猛威をふるっていますね。

年末は2年ぶりの帰省を予定していましたが
直前までまだどうなるか分からないなぁと

少しでも早くコロナが収束することを祈るばかりです。

さて、先日受講生の方から

『部下を「ちゃん付け」で呼ぶのはセクハラになりますか?』

というご質問を受けました。

まず結論からお伝えしますと

セクハラになる可能性があります。

なぜ「可能性がある」という言葉を使うかというと
これはまさにグレーゾーンだからなんです。

「〇〇ちゃん」と呼ばれることに対して

Aさんはセクハラになると思っても
Bさんは思わない可能性があります。

人によってとらえ方が違うのでセクハラになる時とならない時があるんですね。

このようにセクハラにはグレーゾーンの明確な線引きがありません。

人によって受け取り方が違うからなんです。

ちなみに、かなり昔の話ですが、私は当時の上司に
「あけみんみん」と呼ばれていたことがありました(笑)
(私の名前は「明美」です)

でも私はその上司との人間関係が出来ていたので
「あけみんみん」は微妙ではありましたが(笑)嫌ではありませんでした。

このようにセクハラと思うか思わないかは日頃からの人間関係が大切ということなんです。

では人間関係ができていれば「ちゃん」付けで呼んでよいかというと
これは見た目には嫌ということが分からない場合もあります。

実際に「ちゃん付け」で名前を呼ばれる方にヒアリングをした際に

「親近感が湧く」

という方もいらっしゃいましたが

中には

「気持ち悪い」
「慣れ慣れしい」
「子供みたいに扱われるのが嫌だ」

などこういったご意見もありました。

しかしながら上司なのでそれを言えない、というのです。

実際、過去に、部下へのセクハラで人事から指導を受けた上司が
「部下がそんな風に思っているとは1ミリも分からなかった」
と、部下が「嫌と思っていた」ことが認識できなかったケースも多いです。

そのため、部下が本当は「ちゃん付け」で呼ばれることを
「嫌だ」と感じているけれども言えないこともある

ということを頭に入れておくとよいと思います。

あとは部下が多くなればなるほど
「Aさんにはちゃん付けだけBさんにはちゃん付けでないので、差別しているように思う」
「Aさんが気に入られていると思う」

こういったケースも過去にありました。

もちろん最終的には人間関係となりますし
実際「ちゃん付け」で呼ばれることを親近感が湧くという方もいらっしゃるかもしれませんが

管理者はそういったことも考えながら

上の役職へいけばいくほど、無難な「さん付け」で呼んでいくことが好ましいでしょう。

是非、参考にして頂けたら嬉しいです。

さくら人材コンサルティングの研修サービスはコチラです!
さくら人材コンサルティング研修サービスコンテンツ

さくら人材コンサルティング
東京都港区浜松町2-2-15
営業時間:平日9時~18時
電話番号:03-6868-3248