「褒めること」は必要?

In ブログ by actrate_sample

こんにちは。
さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。

あっという間に11月末となり年末まで残り1ヵ月となりました。

本格的に寒くなってきましたので皆様もお風邪など
ひかぬようお過ごし下さいね。

さて、先日研修中に
「部下を上手く褒められないです。
やっぱり褒めた方がよいですか?」

とうご質問を受けました。

もちろん上司も人間ですから、褒めるところがないのに
無理矢理、褒める必要はありません。

しかしながら、部下が褒めるに値する仕事をした場面では
「褒める」行為は部下のやる気を引き出します。

というのも行動科学の世界でも
「人間はある行動に対してご褒美を与えると
その行動を自ら率先して続けるようになる」

ということが様々な実験から分かっています。

例えば、朝早く起きてマラソンをするとします。
早起きしてマラソンが出来たら大好物のチョコレートを
ご褒美として与えると、

早起きマラソンを率先して続けられるようになる、
というものです。

これをビジネスの世界に当てはめると
この「ご褒美」が「褒める」ことになるわけです。

部下が望ましい行動をしたら「褒める」ことにより
その望ましい行動を更に率先して続けられるようになるのです。

ですから、「褒める」行為は
必要な場面では使っていくと
部下の望ましい行動を続けさせることができ
部下のやる気を引き出すことにも
繋がっていきます。

更に、第三者を通じて褒めると
社員のモチベーションが上がります。

「〇〇さんがAさんのこと凄く頼りになるって言ってたよ」
「〇〇部長がAさんのこと仕事が早くて助かるって言ってたよ」

のように、誰かが自分のことを褒めてくれていたことを
第三者を通じて聴いた経験はありませんか?

私は会社員時代、後輩に
「〇〇さんが伊藤さんのこと時短勤務で
よくあれだけの仕事量をこなして流石だよね」
と言っていましたよ

というのを聞き
とても嬉しかった経験があります。

特に、時短勤務をしていた時は周りに迷惑をかけていないか心配で
仕事と家庭の両立で悩んでいた時期でもあったので

そのように言ってくれていたことを知り
モチベーションが高くなると共に
更にチームに貢献したいと思ったものです。

このように第三者からの褒めは
「〇〇さんは私のことをよく見てくれている」と思えることにより
モチベーションも上がります。

私は自分のこの経験から
チーム内でよく「〇〇さんがよくやってくれているって言ってたよ」と
伝えるようにしていました。

もちろん、本当に褒めていたときにです。
誰かが誰かのことを褒めていたときには、それを機会があるときに
さりげなく伝えるように心がけました。

このように、チーム内で褒め合うことが出来ると
人間関係がより円滑になります。

そのためには、上司が率先して褒めることにより
褒める文化を作っていくことができます。

褒める文化があると、自然と小さなことでも
褒められるようになっていきますので
是非、実践してみてくださいね。

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