「結婚しないの?」はご法度です
こんにちは。
さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。
いよいよ11月に入り年末まであっという間ですね。
私の大好きなゲッターズ飯田さんが
「11月12月をどう過ごすかが、新しい年を決める」
そうで、この2か月を頑張って過ごすと来年の運気が良くなるのだとか。
年末までの2か月、駆け抜けていきたいと思います。
さて、今日は最近耳にすることが多くなった「マリッジハラスメント」についてです。
マリッジハラスメントとは、結婚に関するハラスメントのことで
独身者に対して、周りの人間が結婚や交際を執拗に詮索することによって
不快感を与えるものです。
よく研修アンケートでも、「受けたことのあるハラスメント」の中に
「彼氏、彼女、結婚に関して執拗に聞かれる」というものを記載される方もいしゃっらいます。
私も独身のときは
「伊藤さんは彼氏いるの?」
「結婚はしないの?いつなの?」
などとよく聞かれたものです。
昔はそんな会話が日常的でしたが、今は本当に生き方が多様化しています。
結婚するかどうか、いつ結婚するかは人それぞれで
「そもそも結婚したいと思っていない」
「パートナーはいるけど、事実婚で良い」
と思っている方もいらっしゃり
「結婚したいけどまだ良いパートナーがいない」
など状況も様々です。
結婚すること、子供を産むことが当たり前ではなく、
人の「幸せ」は人それぞれ多様化しています。
それに男性が女性を好きになるとも限らないですし
女性が男性を好きになるとも限らないのです。
LGBTの方は日本人では8%と言われており、その数は
だいたい左利きの方の数と同じぐらいと言われています。
ですから特に管理者の方は「彼氏は?彼女はいるの?」
というような言葉も配慮が必要になります。
10年ほど前ですが、ある上司が男性の部下にむかって
「結婚してないと仕事上で本当の信頼は得られないぞ」
などと言っているのを見たことがあります。
「男性は一家の大黒柱」のような考えも、今は変わってきています。
私の友人でも、男性が主夫のご家族もいらっしゃいます。
昔は女性でなければ「主婦」として生命保険に加入することができない時代もありましたが
今は男性が「主夫」でも生命保険に加入することが出来るようになりました。
時代と共に世の中の考え方も変わってきているのですね。
そして女性に対しては「女性は結婚したら辞められるからいいよな」のような発言も
マリッジハラスメントに該当する可能性があります。
時代と共に、生き方、考え方が本当に多様化してきています。
もちろん人間関係、信頼関係があれば成り立つ場合もありますが
不用意に、こういったことについて話をするのは配慮が必要です。
特に今後、外国人労働者も増えていくことが予想され
多様性はどんどん広がっていきますので、私たちの考え方も
柔軟になることが必要です。
今一度、日常会話を見直すきっかけにして頂けますと幸いです。
伊藤明美
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