コロナ渦だからこそコミュニケーションが必要な理由

In ブログ by actrate_sample

こんにちは。

さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。

今年は昨年に比べて寒くなるのが早いですね。

寒暖差が激しいので着る服に困ってしまいます。

さて、ここ2年ほどでキャリアコンサルティングをする中で
明らかに増えている相談があります。

それはメンタルヘルスです。

リモートワークが長くなり、人と話すことが少なくなることで
気分が落ち込む方が増えています。

それも、案外SNS慣れしている20代の方がメンタルに
不調をきたしている方が多い感覚です。

個人的見解ですが、若い方はSNS慣れしているからこそ、
自分からコミュニケーションをとることが苦手な印象があります。

研修中に聞きたいことがあっても昔に比べて手を挙げる方が少なくなりました。

一方で私の世代(40代)はリモートワークでも気になることがあれば
気軽に電話などでコミュニケーションをとることを惜しまないので、
コミュニケーションがより身近であるといえます。

こうした背景もあり、最近はメンタルヘルス関連の研修依頼も増えています。

私は、リモートワークであっても、対面であっても基本はやはりコミュニケーションだと思っています。

有名な「猿のストローク実験」をご存知でしょうか。

それぞれ環境が違う中で育った3匹の猿がどのように成長過程で差が出るのか、という実験です。

3匹の猿はそれぞれ下記のような環境でしばらく過ごします。

1匹目の猿は1日中お母さん猿と一緒に過ごします。

2匹目の猿は1日に1回だけお母さん猿と会えるがそれ以外はずっと檻で一人で過ごします。

3匹目の猿は1日中お母さん猿と会えずにずっと一人で檻で過ごします。

そしてこの3匹の猿たちは、その後どうなったかというと、、

1匹目の猿は、猿山に戻すと仲間と群れて元気に過ごしました。

2匹目の猿は、猿山に戻すと元気に過ごしたが後に問題児になりました。

3匹目の猿は、残念ながら実験2日後に亡くなってしまいます。

これらの実験から分かること。

それは人は皆、刺激無しには生きられない、ということです。

動物も人間も皆、相手からの刺激を欲しているのです。

キャリア面談でコミュニケーションが苦手と言われる方でも、自分について興味を持って
話しかけられれば、とても楽しそうに話します。

基本的には皆、人からの刺激(コミュニケーション)を求めているのですね。

このコミュニケーションの機会を設け、上司は部下に興味を持って話を聞いてあげることが
心理的安全性にも繋がっていくのだと思います。

実際に、私は会社員時代もリモートワークをしていましたが、
当時の上司とは気軽に電話ですぐにコミュニケーションをとり合うことができたので
安心できる環境でした。

そうやってコミュニケーションをとる機会が増えるとお互いに愛着もわき
ハラスメントとなりにくい、また叱ってもハラスメントと受け取られにくい土台となっていくのだと思います。

リモートワークでも、コミュニケーションをとる機会を増やして頂きたいと思います。

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