「髪切った?かわいいね」はセクハラになりますか?

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こんにちは。

さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。

先日のハラスメント研修で

「『髪切った?かわいいね』はセクハラになりますか?」とのご質問を頂きました。

以前、私も似たような言葉を言われたことがあると思い出しました。

あるとき私が髪を切って朝、会社に出勤すると仲のよい上司に

「伊藤さん、髪切ったね、かわいいじゃん」

と言われたことがあります。

その時、私は普通に褒められて「嬉しいな」と感じました。

しかし面白いのが、その会話を聞いていた20代前半の女性が、その上司が去った後に

「上司の言い方がなんか気持ち悪い」と言うのです(笑)

私は嬉しく感じたけれど

20代前半の女性社員は「きもい」と感じたわけです。

同じ台詞でも、感じ方が違うのですね。

面白いな~と思いました。

そしてその20代の女性社員に「なんで気持ち悪いと感じたの?」と聞くと

「あの〇〇上司、いつも必要もないLINEしてきて嫌なんですよ」

とのこと。

私はその上司から必要なこと以外でのLINEメールが来ることはなかったので(笑)

その上司に対して特にそういう嫌な気持ちを持っていませんでした。

このことから、同じ台詞でも感じ方が違う理由が分かりました。

その違いとは

『普段からの人間関係・信頼関係があるかどうか』

なのです。

普段から人間関係が出来ている方であれば「受け入れられる言葉」も

普段から人間関係が出来ていない方だと「受け入れられない言葉」になり得るわけです。

だからこそ、セクハラのグレーゾーンには〇〇はセクハラになるけど△△はセクハラにならない、

というような明確な線引きができないのです。

なぜなら感じ方は人間関係によって変わるからです。

上司としてできることは、少しでもセクハラの可能性がある言葉を避けることも重要ですが

普段からの人間関係を構築しておくことも大切となるわけです。

この人間関係を構築させる基礎となるのはコミュニケーションです。

ぜひ、お互い信頼関係ができる会話をしてみてくださいね。

伊藤明美

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