「アルコールハラスメント」やっていませんか
こんにちは、さくら人材コンサルティングの伊藤明美です。
緊急事態宣言が解除され、外食の際にお酒が飲めるようになりました(笑)
コロナ渦により外食する機会はぐっと減りましたが、20代の頃はよく同僚や先輩と
飲んで帰っていたことが懐かしいです。
2000年から働いている私ですが、この時代は会社でのいわゆる「飲み会」も多い時代でした。
しょっちゅう会社主催の飲み会があり、時には上司に誘われ付いていくこともありました。
この時代はまだ「ハラスメント」という言葉も日常的に使わず聞かないような時代です。
お酒の席では
・若者は常に下座に座り
・上司がお酒を飲み終わる前に追加のお酒のオーダー
・常に上司にお酒をお酌する
・一気飲みのコールをかけられたら雰囲気を読み一気飲みする
ようなことを指導されたものです。
そしてよく男性役員の隣には若い女の子が座るよう配置されていました(笑)
そのような環境で育ったこともあり、いまだに下座に座りついお酌をしようとする癖があります。
最近では時代が変わり、コロナ渦ということもあり会社の社員で飲む機会は減りましたが、
私と同じ世代の方はまだまだ「女性がお酌をするべきだ」のように考えている方も多いです。
厚生労働省では飲み会で下記のことについて「アルコールハラスメント」としています。
<アルコールハラスメント>
①飲酒の強要
罰ゲームなどで飲まざるをえない状況に追い込むこと等
②イッキ飲ませ
場を盛り上げるためコールなどをかけて「イッキ飲み」させる
③意図的な酔いつぶし
酔いつぶすことを意図とした飲み会
④飲めない人への配慮を欠くこと
本人の体質や意向を無視して飲酒をすすめる
⑤酔ったうえでの迷惑行為
酔ってからむこと、暴言、セクハラ等
15年以上前であれば、王様ゲームでセクハラがあっても見過ごされるような環境でしたが
最近ではそういった事例で降格や自宅待機などの処分が下されることが日常になってきました。
厚生労働省が発行している「アルコールハラスメントチェックシート」には
下記のような項目があります。(一部抜粋)
□女性だったらお酌をするのが当たり前だ
□先輩からお酒を注がれたら断ってはいけない
□練習すればアルコールに強くなると思う
□ソフトドリンクを飲むなんてありえない
□みんなで酔っ払ってこそ仲間との一体感が生まれる
これは一部ですが、1つでも当てはまると
「アルコールハラスメント」に該当する可能性があります。
正直、私でさえもチェックがつきそうになるものもあり、
改めて、昔の常識を現代に当てはめてはいけないなと感じます。
とはいえ「職場飲み会」もコロナ渦を経て少しずつ変わりつつあります。
コロナを理由に飲み会を断りやすくなった一方で、オンライン飲み会の強要や
オンライン飲みで部屋の中や私服が映ることによるセクハラなどがあります。
昔の常識を当てはめず、飲み会への参加については個人の意思を尊重しつつ
皆が気持ちよく「飲み二ケーション」できるようになるとよいなと思います。
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